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腰痛・肩こり・外反母趾・腱鞘炎などでお悩みの方に賢い整体マッサージの選び方をアドバイス

東京新報

スポーツによる障害(野球・肘痛) 記事元:ペインクリニカルセンター

 
(野球・肘痛)スポーツによる障害  東京都在住 S君(18歳) 男性 

S君も、お母様のお友達が当院の患者さんでいらした関係上治療にいらしていただくことになった患者さんでした。野球部のキャッチャーをやっていて、話を聞きますと「強肩、強打」のかなり将来有望な選手なのです。チーム自体もかなり優秀な選手が揃っており、ひょっとすると甲子園に行けるかもしれないという思いを抱きながら毎日の練習に明け暮れている様子でした。

当院にいらしたのは、右肘の痛みがなかなか取れず困っているとのことでした。
当然ながら、数ヶ月前から整形外科にも行きパラフィンで温めたり、レーザーを当てたり、マッサージをしたりしてもらっているようでしたが一向に症状が改善する気配がなく焦りを感じ始めていたようです。チームの中心選手である以上、練習や試合を休む分けにもいかず肘の痛みにもんもんとする日々が続いていたようなのです。

私は、患者さんが子供であろうとと大人であろうと、全て一人の人を相手にしているという気持ちで話をしますのでS君が高校生であっても大人に話すのと全く変わり無い話をしました。S君も、始めて聞く話の数々にかなりショックを受けながら、いつのまにか真剣な表情で私の話を聞いていました。また、積極的に判らないところは質問をしてくれましたし、痛くなるまでの経過につきましても詳しく話をしてくれました。おかげで、私も問診の早い段階でS君の肘の痛みの原因が腰痛由来のものであるという確信を得るにいたりました。

早速に、JMIの治療を施しますとさすがに若さでしょうか、一度の治療で殆ど肘の痛みを感じないまでに回復しました。これには、本人もビックリしていました。さかんに、スローイングを繰り返しながら「いやあ〜、嘘みたいです。軽いです。いやあ〜嬉しいっすね。」と満面の笑顔を浮かべで治療の成果を私に教えてくれました。
その後、2回ほど続けて来てもらいましたが練習がそんなにきつくない限りにおいては以前のような酷い肘の痛みが出ることも無くなったと心から喜んでいただけたのです。

チームの方は、残念ながら予選の2回戦で敗退してしまいましたが上手くいけば準決勝ぐらいまでは残れる力のあるチームだったようです。その後、S君は某有名大学の野球部に推薦で入学され将来はプロ野球の選手を目指して頑張っています。大いに期待したいものだと思います。

S君に関してもう一つとても興味深いエピソードがございますのでお話をしておきたいと思います。ある日、治療にいらして「先生、右手の小指の先にバットが当たってヒビが入ってしまって凄くまいってるんです。来週には、大切な練習試合があってなんとかしたいんですが、これは無理ですよね・・・・・・・。」とおっしゃいました。
「S君、これはあまり公表していないんだけども実は当院で使っている電気治療器は骨折やヒビなどの怪我にも凄く威力を発揮することがあるんだよ。とりあえずかけてみるからね。ヒビ位だと上手くすれば2回位かけただけで完全にくっつくことが良くあるし、骨折の場合でも固定して自然に回復するのを待つよりも、半分以下の時間でくっつく事を今までに何度も経験しているからとにかくやってみよう。」と言いました。

S君も目を輝かせて「本当ですか。凄いですね。是非やってみたいです。」とおっしゃるので両手をお湯につけてマイナスイオンの電気を30分程かけました。終わった直後に「痛みの具合が随分と楽になったような気がします。良いみたいです。」とおっしゃっていました。前日に整形外科に行かれたばかりだったようですが、「今度、病院に行った時にレントゲンを撮るのがちょっと楽しみだね。」と申し上げますと「これでくっついていたら凄いですね。」と喜んでくれました。そして、治療をして3日後に病院で再度診察を受けレントゲンも撮られたようです。その結果、ほぼ問題なくヒビが治っていたというではありませんか。お医者さんも「凄い回復力だね。驚いたよ。」とおっしゃっていたようですが、S君は電気治療の事は言わなかったようです。それはそうです。怪我をしてから1週間も経たない内に電気をかけただけで、ヒビとは言えども完全にくっつくことなどちょっと常識では考えられないことですから。

その検査の帰りに再度来院していただきまして、また電気治療をしっかり施した事は言うまでもありません。その結果、次週の練習試合は無事出場する事も出来、ホームランまで打ってチームの勝利に貢献出来たということです。
「大学の野球部に入っても、どこか体が痛かったら先生の所を知っているからこの先も本当に安心です。野球部の人達にも先生の所を教えたいと思いますよ。」と嬉しい事を言ってくれるのです。親子ほどに歳が離れているS君ですが、彼のその真っ直ぐな姿を見ていると本当に心洗われる思いがいたしました。S君が帰った後に思わず彼の言葉を思い出し目頭が熱くなってしまいました。夢のプロ野球選手に向かって頑張って欲しいものだと思います。


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